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「ら」抜き警察

「たべれるしゃべれるコンビニエンス、たべれるしゃべれるミニストップ」 学生時代の国語教師が「ら抜き言葉はここから始まったんだ!」と鼻息荒く言っていたのが約30年近く前。

国語教師の発言から数年後の文化庁のレポートでも「ら抜き言葉」が指摘されるようになっていた。「ら抜き警察」はすでに20年以上前から存在していたようで。

「ら抜き」の使用についても,「食べられる」「来られる」「考えられる」のような,本来の言い方を使うと答えた人が3例の平均で71.6%と多く,「ら抜き」を使う人の平均は22.6%である。ただし,「来られる/来れる」について,16~19歳の過半数が「来れる」を使うとしていることは,注目されるところであろう。
 語別では,「来る」「食べる」「考える」の順に「ら抜き」率が低くなり,この限りでは「ら抜き」の浸透が語幹の音節数と相関するのではないかとの説と照応する。

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この調査は毎年継続的に行われており、現在は平成29年度分まで公開中。「ら抜き言葉」については毎年ではないものの、数年おきに調査されているようですね。
また、平成14年度の調査では当時はバイト敬語と言わていたこんな言葉遣いも話題になっています。もう15年も前なのか。

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平成27年度の調査ではついに「見れた」が40代以下で5割超え。

〔過去の調査との比較・年齢別〕
(1)「食べられない/食べれない」
過去の調査結果(平成7,12,17,22 年度)と比較すると,「食べられない」は,平成 17 年度調査から平成22年度調査に掛けて7ポイント減少しているが,平成 22 年度調査から今回調査では余り変化が見られない。
年齢別に見ると,「食べられない」は,年代が上がるに従って高くなり,「食べれない」は年代が上がるに従って低くなる。「食べれない」は,16~19 歳で 48.8%と「食べられない」(41.7%)を7ポイント上回っている。
(4)「見られた/見れた」
過去の調査結果(平成 22 年度)と比較すると,平成22 年度調査では,「見られた」(47.6%)が「見れた」(47.2%)を上回っているが,今回調査では,「見れた」(48.4%)が「見られた」(44.6%)を上回っている。
年齢別に見ると,「見られた」は年代が上がるに従って高くなり,60 代以上で5割を超え,「見れた」を上回っている。一方,「見れた」は,年代が下がるに従って高くなり,40 代以下で5割を超え,「見られた」を上回っている。

出典:文化庁 平成 27 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要

言葉も時代によって変わり、教育の内容もどんどん変わっていく、ある世代では是とされていたものが次の世代では否とされることもある、ということは、良しとするものが世代によって異なるのはあたり前の話。 そして、もちろん知らないことは教育の機会がなければ身につけることもできないことが多く、上の世代が学校で習っていたことを今の世代が学校で習っていないから知らないのを「非常識」と言われてしまうのも納得し難く、今の世代が社会に出て実地で身につけた言葉(実はこれすごいことだと思う)が結果として「言葉の乱れ」と言われてしまうのも、上の世代観を是としている前提での発言となってしまっているのでいかんともし難い感じを覚える。

「ら抜き」に違和感ない世代がほとんどになれば、こちらが主流になってくる。「ら抜き」はなんと言っても言葉が短くなるからとても楽になるし、世間では言葉を省略するのが昔からあるからこれも時代の流れなんでしょうね。「さ入れ」はなんでわざわざ言いにくくしてるんだろうと個人的にはわからない領域なのだけど、ネット時代のつかず離れずな人との距離感が言葉に表れている気もする。