転職活動をしようと思ったものの、どこから探せばよいのか?しかも、転職をしたことがないと、思い浮かぶのは新卒の時に使った、リクナビマイナビ・・・あたりか。 やはりワーママが転職活動するなら効率的にやりたい。なんなら面接も可能な限りテレカンでできないものか、と思うわけで。
今回は、どこから手を付けたらよいかわからない方のために、それぞれの特徴などを。
実際にみんなどこで仕事探してるの?
どういった経路で入社したのかは統計があります。
ハローワーク 21.2%
求人広告 28.8%
エージェント 4.4%
縁故 24.1%
その他 13.7%
学校 7.7%
出典:2019年雇用動向調査結果 www.mhlw.go.jp
ハローワーク
公共職業安定所、それがハローワーク。 失業手当をもらったことがある人や職業訓練を受けたことがある人は1度は行ったことがあるかも。
厚生労働省>都道府県労働局>ハローワーク
インターネットでもお仕事探せる。
特徴
- 求人掲載が無料(企業側)
- ハローワークから応募すると紹介状が発行される
ハローワーク経由の応募は特にデメリットはないものの、紹介状の発行の手間や企業情報が求人票以外になかったりするので、給与、求人の質、選考のスピード感を求めるなら民間の職業紹介の方がよいかも。
マザーズハローワークというものがある
2020年9月21日現在で
マザーズハローワーク(21 カ所)→特化型ハローワーク、キッズスペースとかあり
マザーズコーナー(183 カ所)→ハローワークの一角にある
ハローワークで検索できる求人の他に、マザーズハローワークが独自で受け付けた求人もあるそう。
欠点としては、平日夜間延長があっても19時くらいまで、土曜日は隔週開所、日祝休みが多いのでどちらかというと再就職の方向けの印象かな。
求人サイト・求人広告(媒体)
新卒時に就活をした方はたくさんお世話になったリクナビやマイナビなどの中途版。 これらはwebサイトやチラシ等まとめて媒体と呼ばれ、「求人広告」という扱いで記載内容については非常に厳しくレギュレーションがあり各社審査担当が目を光らせています。
こういうのはNG
- 女性秘書募集
- 35歳まで(一部例外あり)
- 東京の会社で時給1000円
参考:hrog.net
特徴
- 募集内容が明確
- 好きな時に探せる
- スカウトが来る媒体もある(ビズリーチとかエンジニア系媒体)
- やり取りは全部自分
- 掲載期間が厳密でないものは充足したのに取り下げしてない場合もある
登録すると定期的にメルマガがきたりするので情報収集代わりに使うと良いですね。
人材紹介会社(転職エージェント)
転職エージェントと呼ばれる民間の有料職業紹介。基本的に無料で求職者に職業紹介、求人側の企業から成功報酬をもらうビジネスモデル。なので、求職者側は無料(一部職種によっては有料もある)でいろいろお願いできるものの、要は自分が「商品」なわけで、エージェントから商品価値がないと判断されると紹介がなくなってしまう。これはしょうがない。エージェントによっては得意ジャンルが異なるのでいくつか並行して登録すると良いです。
特徴
- 自分の代わりに探してくれる
- 非公開求人がある
- 逆サーチ(発掘)してくれる
- 内定時の交渉も代わりにやってくれる
- レジュメの添削もしてくれるところがある
- マッチする案件がないと面談後連絡がない
- 持っている求人に偏りがある
リファラル・縁故・コネ
「友人の紹介で~」というどこぞの馴れ初めのようなリファラル。昔は縁故やコネとも呼ばれ、直接的にねじ込むような感じであまり印象が良くない。そして、リファラルも社員の友人を誘うという形を思い浮かべますが、実は、友人を誘ってしまうと選考で不採用になってしまったときに気まずい。そこで友人の友人を誘うというのが最近のリファラルのトレンドで、程良い距離感が醸成される。共通の知り合いがいる関係性からトントンと進んでしまうこともあるにはあるけど、そこはそういう関係だからこそきちんとしないといけないので適度な距離感は大事。
特徴
- 求人票とか関係なくなってくる?(が一番重要なのでもらっておこう)
- 選考が早く進むかも
- 案外友人の友人だと普通の選考ルートになったりもする(会社と友人の関係性次第)
- 内定時の交渉は自分でやらないといけない
- 断るの苦手な人は断り方を考えておこう
自主応募(企業に直接応募)
古来よりある正攻法。本当は企業も自社応募してほしいのです!なぜなら一番お金をかけずに採用できるから!しかしそんな指名制で応募が来る企業は有名どころの一握り。まずは知名度を上げないと!と各企業が頑張っているわけです。 でも、いろいろなルート中で一番うれしいのは自主応募。数ある企業の中から媒体もエージェントもあるのになぜうちの採用ページから来たのか?はやっぱり知りたくなります。
特徴
- 自社に興味を持ったところをたくさん聞かれる
- 応募が多い企業だと書類選考が辛めになりやすい(エージェントフィルタも甘辛あるけどね)
- 内定時の交渉は自分でやらないといけない
- 選考のUXはレスポンス含め採用担当の手腕によるところが大きい
Wantedly
番外編。
「はたらくを面白く」が合言葉のビジネスSNS。求人媒体ではない。(と言っている)
「会社訪問ができるプラットフォーム」という売り。選考とは関係ない面談ができる「カジュアル面談」という言葉が一気に増えた。志望度はそんなに高くないけど一通り説明聞いてマッチするか考えたい、なんて時にはお互い気軽に会えるプラットフォームとして使えます。ただ、ポチポチしても必ず行けるとは限らないのが難点。気軽に話を聞きに行くと言いつつやはり選別はあるので、プロフィールはまじめに書くことをおすすめします。
特徴
- 気軽に話を聞きに行ける
- 気軽に話を聞きたいのにそれもダメな時がある
- 求人の詳細(特に条件)が不明
- スタートアップ企業が多い
- それゆえ採用担当も経験少なめの時がある
- やりがい搾取される人には向いていない